『WD10EACS』買ってみた
自宅のWindowsサーバで使っているファイル保管庫なHDDに、4つのHDDを1つの領域として束ねて使える4台はい~る Kit USBを使ってきたわけなんですが、何となく500GBx4個ってのが数が多くて気分が良くないのと、4つをまとめて使っててHDDが1個でも壊れるとファイルシステムが壊れるという危ない雰囲気に嫌気がしてきたので、この際ということで1TBのHDDを2つ買ってきました。
WD10EACSというやつで、人生で初めてWesternDigital製のHDDを手にしました。
ディスクの回転数が5400~7200rpmの間で可変したり、省エネ機構があるようですが、他の人のブログや2chの情報では5400rpm固定でベンチマークでも遅いとか、あまり良い事を書かれていませんね。
僕の場合、システムドライブとして使うことはせず、あくまでファイル保管庫なのでスピードに関しては最低条件をクリアしておけば良かったので、「静か」「低発熱」という評価を信じ、購入しました。
結果として、2台同時に増設しましたが、非常に静かです。
シーク音はほとんど聞こえないレベルで、ディスク回転音も妙な低音揺れがなく、ほとんど感じません。
発熱に関してもOS起動後5時間程度経っていますが、32度前後です(SpeedFan読み)。
もっとも、ケースやHDD配置状況にもよりますが、他のHDDと比べても明らかに低発熱で静かです。
それから、気になるスピードですが、WD10EACSを取り付けて、NTFSでフォーマットした直後(ファイルを何も保存してない状態)に「CrystalDiskMark」でベンチマークしてみた結果を貼ります。
Sequential Read : 92.186 MB/s
Sequential Write : 76.875 MB/s
Random Read 512KB : 46.542 MB/s
Random Write 512KB : 66.481 MB/s
Random Read 4KB : 26.703 MB/s
Random Write 4KB : 4.545 MB/s
Sequential Write : 76.875 MB/s
Random Read 512KB : 46.542 MB/s
Random Write 512KB : 66.481 MB/s
Random Read 4KB : 26.703 MB/s
Random Write 4KB : 4.545 MB/s
HDD内の9割をファイルで埋めた状況だと↓です。
Sequential Read : 80.412 MB/s
Sequential Write : 70.956 MB/s
Random Read 512KB : 43.201 MB/s
Random Write 512KB : 53.439 MB/s
Random Read 4KB : 11.989 MB/s
Random Write 4KB : 3.805 MB/s
Sequential Write : 70.956 MB/s
Random Read 512KB : 43.201 MB/s
Random Write 512KB : 53.439 MB/s
Random Read 4KB : 11.989 MB/s
Random Write 4KB : 3.805 MB/s
環境:
CPU:Athlon64 X2 4600+
MEM:1024MBx2(PC6400)
M/B:M2A-VM(BIOS1604)
マザーボードがM2A-VMということで、SATAコントローラが載ってるサウスチップにあまり評判の良くない「SB600」を使っていますが、特に遅い数字だとは思えませんね。どうなんでしょうか[いやー/]
Random Writeだけが目につきますが、これは他のHDDでも似たような値なので気になりません。
一方でSequential Readは一昔前のRAID0並みに速いです。
とりあえずうちでは、1980×1080な動画が直接再生できれば特に不満はないので、これだけ出れば十分です。
結論:
OS用システムドライブで使うわけではなく、ファイルサーバーのファイル保管庫として使いたい方で、電気代を少しでも減らしたい方にはオススメできます[にこっ/]