FedoraCore5サーバーにIDEカード(IT8212チップ)増設

うちのファイルサーバー(Samba3)のHDD容量が残り少なくなってきました。HDDを購入してきたらいつでも装着できるように準備しておこうと思いました。
現在は、マザーボード上のIDEは2つともふさがっていて、プライマリとセカンダリのマスター・スレーブに全てHDDが装着されていて、HDD数は4つ(160GBx1+250GBx3)です。これらをLVMにて管理、1ボリューム化して約900GB(実有効領域820GBくらい)で使用しています。光学ドライブはOSのUpgrade等の時以外は付けてません。

こんな状態なのでこれ以上マザーボード上にHDD数を増やすわけにもいかず、LVM上のVGを移動したりするスペースもないので、仕方なくIDEカードを用意し、そこにHDDを増設しようと言う訳です。LVMで構成している関係で今のデータを維持したままボリューム容量を増やすことが可能です。今約900GBなので、250GBを2つ買ってきて取り付けると900GB+500GBとなりトータルで1.4TBくらいになるはずです。
ところが、このIT8212チップのベンダーサイトにはRH9までのドライバしかなく、FC5のカーネル2.6xで使うにはソースからコンパイルしないといけないことが判明しました。うぬぬ、、そんなこと俺にできるのか・・・。
とりあえず、PCIスロットにIDEカード増設するため、以前から家のダンボール倉庫に眠っていたIDEカード(玄人志向のITE IT8212チップ搭載もの)を思い出したように取り出し、サーバーをシャットダウン、装着。
さて、ブート!・・・
うん、普通に起動はしました(HDDは装着してない)。
#dmesg
と打つと

IT8212: IDE controller at PCI slot 0000:01:04.0
(略)
IT8212: chipset revision 17
it821x: controller in pass through mode.
IT8212: 100% native mode on irq 11
ide2: BM-DMA at 0xa000-0xa007, BIOS settings: hde:pio, hdf:pio
ide3: BM-DMA at 0xa008-0xa00f, BIOS settings: hdg:pio, hdh:pio
Probing IDE interface ide2...
Probing IDE interface ide3...
Probing IDE interface ide2...
Probing IDE interface ide3...



#lspci -v

と打つと

(略)
01:04.0 Mass storage controller:  (rev 11)
Subsystem: Integrated Technology Express, Inc. IT/ITE8212 Dual channel ATA RAID controller
Flags: bus master, 66MHz, medium devsel, latency 0, IRQ 11
I/O ports at 9000 [size=8]
I/O ports at 9400 [size=4]
I/O ports at 9800 [size=8]
I/O ports at 9c00 [size=4]
I/O ports at a000 [size=16]
[virtual] Expansion ROM at 20000000 [disabled] [size=128K]
Capabilities: [80] Power Management version 2
(略)

と出て一応カードを認識してる模様。
ココココを参考にすると、どうやらドライバなしでもGrubの起動パラメータをいじると動きそうな様子。ソースのコンパイル等は面倒なのでこの方法でいくことに決定。
とりあえずは、下手にいじって起動しなくなるのは恐いのでGrubの前Verカーネル部分を編集してみることに。
文章が長くなってきた。。面倒なので結果から書きます[てへっ/]
うちの環境の場合は、/boot/grub/grub.confを以下のように編集。

(略)
#boot=/dev/hda
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title Fedora Core (2.6.16-1.2111_FC5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.16-1.2111_FC5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol01 rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.16-1.2111_FC5.img
title Fedora Core (2.6.16-1.2096_FC5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.16-1.2096_FC5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol01 rhgb quiet
pci=routeirq ide2=9000,9402 ide3=9800,9c02
initrd /initrd-2.6.16-1.2096_FC5.img

※追記分
これを行うだけで、これまたダンボールに余っていた、もらいもののテスト用30GBのHDDを認識し、パーティション作成→フォーマット→ボリュームグループへの追加もできる事を確認しました。(現在はVGから外した)。よしよし、早速今度HDDを買ってくるとしよう。
その時のレポートはまた今度しようと思います。
しかし、うちの場合はみんなのように、このIDEカードをブートドライブとして使わず、あくまで追加HDDとして使うので、このやり方で本当にあってるのかどうか不安です・・・[うーむ/]どなたかご指摘下さると幸いです。

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